4.日程〜プロ野球〜

これまで高校野球の問題点を挙げてきたが、プロ野球にも多くの問題点が存在する。

10/15の甲子園で行われたクライマックス第2戦の泥試合。まるで田んぼの中で行われているようで、シーズン中ではまず見られないシーンの連続だった。しかし、日本シリーズ進出につながるクライマックスシリーズを最悪のコンディションの中でせざるを得なかったのか、日程に問題があるのだ。

高校野球の過密日程に続くテーマで、今回はプロ野球の日程をテーマにする。

 

まず、プロ野球の大まかな年間日程は以下の通りである。

2/末〜3/末  オープン戦

3/末〜10/初 公式戦(オールスター期間含む)

10/中〜10/末 クライマックスシリーズ

10/末〜11/初 日本シリーズ

オープン戦を含めると、約8ヶ月間がプロ野球シーズンであり、その間、移動日を除きほぼ毎日試合が開催されていると言ってよい。野球ファンにとってはたまらない期間である。

 

しかし、細かく見ると、間延びした期間がある。

1.交流戦後〜リーグ戦再開までの期間(6/中旬)

2.オールスター戦期間(7/中旬)

3.シーズン終盤の消化期間(10/初)

 

1. 交流戦全日程を決められた期間内に終わらせる必要がある為、雨天中止の予備日を数日間設けている。この期間を短縮させることは難しいか。

 

2.交流戦開催によりオールスター戦の価値、興味が薄れている。この期間は見直すというよりもプロ野球以外の野球の面白さを観てもらう期間にしてはどうかと考える。このテーマについては、追って書きたいと思う。

 

3.多くの方がこの期間について言及しているが、すぐにでも見直すべきである。公式戦で中止になった試合の予備日がこの期間に設定されている。クライマックスシリーズが出来たおかげで最後の最後まで見逃せない試合は増えてきたとはいえ、ほとんどが消化試合。しかも、えっまだ試合やってるの?と思うほど、バラバラとやっている。シーズンの盛り上がりが一気に冷めてしまうほど、クライマックスシリーズまでの間隔が長い。球団間で試合間隔に差が生じ、選手のモチベーションにも影響しかねない。

そこで、

・9/末までには公式戦の全日程を終わらせる。その為にダブルヘッダー(1日に2試合)を組む。興行収入よりも日程消化を優先すべき。

・10/初から3週間でクライマックスシリーズから日本シリーズまでを一気に終わらせる。(移動日をなくせば、3週間あれば、予備日含めて消化可能)

 

この提案自体は誰もが考えるであろうありきたりの提案であるが、ファンにとってわかりやすい日程、ファンの盛り上がりを維持、集中させる日程、選手のモチベーションを維持させる日程に出来ないものだろうか。